◆私の好きな鉄道風景◆ −15−

私の好きな鉄道風景
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今回は、いつもとは趣向を変えてお送りします。「私の好きな鉄道 風景 ハプニング編」です。(^^;)

私がまだ大学生だったころ、毎日通学で大阪の京阪電車から環状線に乗り換え ていました。乗換駅は「京橋駅」。ある日、環状内回り電車で大阪駅へ向 かおうとしていたんです。しかしその前夜、友達の家で朝までゲームなど をして遊んでいたために、大変な睡魔に襲われていたわけです。

幸か不幸か、座席があいていたので、倒れるように腰を下ろしました。 座ったのが何とも逆方向の電車。でも眠かったからそのまま乗っていました。 大阪の手前で目が覚めたから良かったんだけど、その目覚めたきっかけって いうのが、隣にいたおじさん風の人が寄り掛かってきてるんですよぉ。 で、お尻の辺がもぞもぞしてきてたんです。うーん、ただで触らせてしまったぁ (+_+)。(そういう問題じゃないか... (^^;) )

まぁ、でもちゃんと起きれたんだし、大阪駅で降りれたからいいとして そこから私はまだ阪急電車に乗らないといけないわけです。 睡眠不足で真っ赤になった目をこすりながら降り立ったホームの蛍 光灯が眩しかったことを思い出します。いつものように大阪駅東口から 出て、阪急電車への階段を上ります。この階段の横には大きな将棋盤が 設置されていて詰め将棋の問題が掲示されています。葉書があるのでそれに 解答を書いて送るのだそうです。

阪急電鉄神戸線、特急高速神戸行きに乗車しても睡魔は衰えなかっ たようで、性懲りもなく (^^;) 腰を下ろして間もなく私は 眠ってしまったんです。気が付くと列車は 止まっています。しかしドアは開いていないし、車窓の風景も暗闇が あるだけ。しばらく思案にくれていると車掌さんが駆け寄ってき て「すみません。この電車、次は回送になりますのでここで降りて ください」だなんて...。私は、高速神戸駅の先の退避線にいたんですよ (;_;)。すべての乗客は終着の高速神戸駅で降りたと思ってたんだけど、 仲間 (^^) はいるものです。酔ったおじさま達と一緒に、私は 車掌室の前に招集されました。

回送電車は、高速神戸駅で臨時に停車して「ここから降りてくださ い」という車掌さんの案内で車掌室から下車することになったのです。ホーム の乗客の目が一瞬集まり、ものすごく恥ずかしかったです *^_^*

−15−完−
Written By marumi.