私がまだ大学生だったころ、毎日通学で大阪の京阪電車から環状線に乗り換え ていました。乗換駅は「京橋駅」。ある日、環状内回り電車で大阪駅へ向 かおうとしていたんです。しかしその前夜、友達の家で朝までゲームなど をして遊んでいたために、大変な睡魔に襲われていたわけです。
幸か不幸か、座席があいていたので、倒れるように腰を下ろしました。
座ったのが何とも逆方向の電車。でも眠かったからそのまま乗っていました。
大阪の手前で目が覚めたから良かったんだけど、その目覚めたきっかけって
いうのが、隣にいたおじさん風の人が寄り掛かってきてるんですよぉ。
で、お尻の辺がもぞもぞしてきてたんです。うーん、ただで触らせてしまったぁ
まぁ、でもちゃんと起きれたんだし、大阪駅で降りれたからいいとして そこから私はまだ阪急電車に乗らないといけないわけです。 睡眠不足で真っ赤になった目をこすりながら降り立ったホームの蛍 光灯が眩しかったことを思い出します。いつものように大阪駅東口から 出て、阪急電車への階段を上ります。この階段の横には大きな将棋盤が 設置されていて詰め将棋の問題が掲示されています。葉書があるのでそれに 解答を書いて送るのだそうです。
阪急電鉄神戸線、特急高速神戸行きに乗車しても睡魔は衰えなかっ
たようで、性懲りもなく
回送電車は、高速神戸駅で臨時に停車して「ここから降りてくださ
い」という車掌さんの案内で車掌室から下車することになったのです。ホーム
の乗客の目が一瞬集まり、ものすごく恥ずかしかったです
Written By marumi.