私たちの連句さん<その1>

私たちの連句さん<その1>



まんまる掲示板」ではじめた企画「連句」をここでまとめていきます。

好評だったもので、「私たちの連句さん<その2>」を こちら で開始しました。みなさんどうぞお越しくださいませ。

連句は、いちおう100句で一区切りとしています。次回も掲示板で行いますので よかったら来てくださいね。


投稿者名は、すべて敬称を略させていただきます。
<実験スタート>

  連 句 た ち投稿者(敬称略)
目につけば あれもこれもと 欲しくなりまるみ
欲しくなり 彼の地へむけて 旅立たん手羽さき
旅立たん 明日へ続く 汽車に乗りまるみ
汽車に乗り 越えて行こうや あの峠gutti
汽車に乗り 煙たなびく 彼の先でにーくん
彼の先で 見ゆるは地獄の あの峠にーくん
彼の先で 虫の音さそう 龍胆(りんどう)路ラム


<本編スタート>

No.  連 句 た ち投稿者(敬称略)
1.龍胆路 香り優しき あの峠まるみ
2.あの峠 3重連が なつかしい倉敷チボリ
3.なつかしい 母に引かれて 里帰りkoda
4.里帰り 初恋がふと よみがえるJasmine Tea (じゃすみ)
5.よみがえる 緑たゆたう せせらぎが手羽さき
6.せせらぎが 今も詠うぞ 七五調まるみ
7.七五調 うたも消えた 廃線敷倉敷チボリ
8.廃線敷 自転車道に 変わりゆくPasoko
9.変わりゆく 遠き彼の地に 思い馳せ志狼
10.思い馳せ 夜汽車の窓に 独り言まるみ
11.独り言 つぶやく君に 星花火ラム
12.星花火 真夏の星も かわりゆくgutti
13.かわりゆく 長袖出して 秋じたくみやーん
14.秋じたく 涼風に舞う 赤とんぼkoda
15.赤とんぼ 金網の空 赤い風ゆきよ
16.赤い風 北の大地に 溶け込んでながなが
17.溶け込んで 会話飛び交う 宿の夜まるみ
18.宿の夜 月影満ちる ひとり旅ゆきよ
19.ひとり旅 記憶にのこる 出会いからgutti
20.出会いから あの日に帰る 旅の詩(うた)koda
21.旅の詩(うた) いつも奏でる ノスタルジーながなが
22.のすたるじー だきよせられぬ かげぼうし妖怪の一本指
23.かげぼうし 長くなって 秋を知るラベンダー
24.秋を知る 首をかしげた すすきにもまるみ
25.すすきにも 映えたる富士の 水鏡ラム
26.水鏡 我を吸い込む 深い青koda
27.深い青 寂間を破る 風一葉妖怪の一本指
28.風一葉 舞い上がる日の 空高くえすび
29.空高く 蝉が横切る 白昼夢ゆきよ
30.白昼夢 驟雨如し 瞬きよゆきよ
31.瞬きよ 止め置けない 涙落ち妖怪の一本指
32.涙落ち 別れのテープを にぎりしめ倉敷チボリ
33.にぎりしめ 掴んだ物も いつの日かえすび
34.いつの日か 光り溢れる 我が鉄路koda
35.我が鉄路 ささえる友と 永遠にgutti
36.永遠に 愛する自信 ありますか?まるみ
37.ありますか? 問い掛けられて 眼仰のく妖怪の一本指
38.眼仰のく 天井の蒼 白き月ラム
39.白き月 露呑み干せる 黎明に妖怪の一本指
40.黎明に 故郷近付く 汽車の窓ながなが
41.汽車の窓 あなたの名前 書いて消しまるみ
42.書いて消し 渡す宛て無い ラブレターにーくん
43.ラブレター 砂に刻んだ 遠い夏じゃすみ
44.遠い夏 褪せてく肌と 追憶の日koda
45.追憶の日 22時の あの夜景ながなが
46.あの夜景 暮れ行く空を 貫きて妖怪の一本指
47.貫きて 額を穿つ 時の種ゆきよ
48.時の種 蔓が向かうは 雲の中ラム
49.雲の中 語れぬ言葉 昇華して妖怪の一本指
50.昇華して まだ見ぬ人の 面影をえすび
51.面影を そっと心に 一人旅倉敷チボリ
52.一人旅 車窓の星を 友としてまるみ
53.友として 恋人として? 砂に問うラム
54.砂に問う 彼の旅立ち 今此処にkoda
55.今此処に 靡く旗の音 閃光をゆきよ
56.閃光を 避けて逃げ込む 小屋の中ラム
57.小屋の中 煙る囲炉裏に 光落ち一本指
58.光落ち うごめくものの 歯軋りをゆきよ
59.歯軋りを 願いに変える 神頼みkoda
60.神頼み 凍て付く時の 暁に一本指
61.暁に あかつき走る 瀬戸の町ながなが
62.瀬戸の町 潮の香寄せる 小春日のラム
63.小春日の 野に佇んで 袖はらむ一本指
64.袖はらむ すすきも揺れる 風便りながし
65.風便り 切ない思い 押し込めるkoda
66.押し込める 語る事無く 溜め息を一本指
67.ため息を 集めてみては また飛ばすえすび
68.また飛ばす ライトプレーン くるくるとラム
69.くるくると すすめるものは 肥ゆる馬ながし
70.肥ゆる馬 暮れ行く空に いなないて一本指
71.いなないて 未知の彼方へ 羽ばたいてkoda
72.羽ばたいて 彼方に消えた 十の翼(つばさ)ながなが
73.十の翼(つばさ) 傷つこうとも 何処までもパグ
74.どこまでも 朝靄の中 先見えずえすび
75.先見えず 頼りげなき道 皆と行く元二郎
76.皆と行く 風とスキップ 野も山もラム
77.野も山も 我が庭なりき 古都の秋元二郎
78.古都の秋 駅舎の陰を どう思うgutti
79.どう思う? あれこれ抱えて 試着室まるみ
80.試着室 それでいいから 帰ろうよ元二郎
81.帰ろうよ 握った切符が 切れているゆきよ
82.切れている 受話器にそっと つぶやいたJasmine Tea(じゃすみ)
83.つぶやいた ひとことなぞる あさまだき一本指
84.朝まだき バイクの音の 遠ざかる元二郎
85.遠ざかる ジェットの腹を 追いかけるゆきよ
86.追いかける 夢を今こそ 現実にパグ
87.現実に 今の実力 アジア1(いち)ながなが
88.アジア一(いち) 期待を背負う プレッシャーまるみ
89.プレッシャー 哀しき葡萄 シャーベットはる
90.シャーベット 舌を切り裂く 銀のキスゆきよ
91.銀のキス ひくもひかぬも 匙かげんラム
92.匙かげん どうでもイイワと いい加減はる
93.いい加減 天気が良いから きょう休みパグ
94.きょう休み 背伸びをしてる 秋の草はる
95.秋の草 難しそうに 天を見るラム
96.天を見る 吊り橋揺れて 凍る足はる
97.凍る足 試合終了まで あと3分ながなが
98.あと3分 高鳴る鼓動 初舞台Jasmine Tea (じゃすみ)
99.初舞台 袖で見守る 人がいるえすび
100.人がいる ただそれだけで うれしくてまるみ


Written by Marumi.