ガンを予防する食事・バナナは体にいいのか

バナナは体にいいのか

自分がガンだと知ったとき、ガンを治すために本を読みました。
済陽先生の本だったと思います。下記の内容を見つけました。

免疫細胞が活性化する

バナナに免疫力を高めてガンを予防する効果があることが、帝京大学薬学部の山崎正利教授の研究でわかりました。
マウスに死んだ溶連菌を投与すると、異物を攻撃しようとして、白血球のマクロファージの活性が高まります。その指標になるのがTNF(腫瘍壊死因子)です。
マウスにバナナをすりつぶした上澄み液を注射したところ、TNFが高くなりました。同時に、白血球の好中球(異物を攻撃する免疫細胞)についても同様の実験を行いました。すると、生理的食塩水を与えたマウスの、好中球の集積作用は3パーセントでしたが、バナナなどの果物を与えたマウスでは20~49パーセントにもなりました。
ほかにもガン細胞を移植したマウスに乾燥バナナを混ぜたエサを与えたところ、乾燥バナナを食べなかったマウスに比べ、腫瘍の重さが15パーセント少なかったという実験があります。

よく熟したものほど効果が高い

バナナはカリウム、カルシウム、マグネシウム、カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。ただ、免疫力を高めてガンを予防するのが、どの成分の働きによるのかはまだわかっていません。
バナナは黒い斑点(シュガースポット)が出て、よく熟したものほど好中球を活性化させることがわかっています。

私はバナナを生ジュースにして飲んでいました

闘病しようと決めたころ、経済的に楽でなかったため、自宅で自分でできることを考えました。食べ物による自然退縮はないものかと取り組み始めました。

はじめは、玄米菜食を中心にしました。四足の動物の肉は、腫瘍を大きくすると考えていましたので、徹底的に敬遠しました。2012年7月にガンを自覚して食べずにいた四足の動物は、2014年の5月から食べています。

済陽先生の本を参考にしましたから、生のジュース(スムージー)も飲むことにしました。私の場合、手元にあったのはブレンダーでしたから、砕いたまの野菜や果物をスムージーで摂りました。

上の内容から、バナナは体にいいと考えていたので、私が作るスムージーには、いつもバナナが入っていました。そして、一日2リットルのスムージーをとることにチャレンジしていましたから、3本から4本のバナナを毎日食べていたことになります。

結果としてどうだったでしょうか。腫瘍は小さくなりませんでしたから、改善している手ごたえを感じませんでした。

一ヶ月チャレンジして、何かが違うと予感が走りました。

ケトン食がいいと感じ始めたので、食べる食材を調べることにしました。バナナは、糖分が高く血糖値を上げるので食べてはいけない食材でした。

ガンは、ブドウ糖が血液に多くある状態が好きです。空腹時血糖が119ある私の場合、バナナは高血糖になりやすいのです。インスリンが多く出れば、腫瘍の増殖スイッチがオンになります。どんなにバナナの成分がよくても、良い状態と悪い状態のシーソーを考えたときには、私には食べていい食材ではなかったと思います。


原始人食を勧めている崎谷医師は、バナナは食すべきではないといいます。理由は血糖値をあげる炭水化物の量が多いためです。バナナを食べるのならば、運動後か食べる量を控えるようにとありました。


(原始人食が病気を治す/医学博士 崎谷博征 著より)

熟したバナナやサクランボなどの果物から分離される「タウマチン様たんぱく質」が、細胞膜を通過することがわかってきました。細胞膜を通過するということは、腸の細胞粘膜の中も通過できる、つまりリーキーガットを引き起こす可能性があるのです。

ことにバナナには、神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフィリンなど)が豊富に含まれており、この物質が腸内の害悪を及ぼす微生物叢(病原性大腸菌、赤痢菌、サルモネラ菌)の増殖を促す作用が持っています。

そのうえ、熟したバナナにはリーキーガットを引き起こすサポニンも少なからず含まれています。そのため、腸に開いた穴から害悪のある微生物が血液中に入れば、前述したように内毒素血症、及び慢性炎症を引き起こすリスクがあります。

したがって、現在、自己免疫疾患のある人に限っては、バナナなどの熟した果物は避けたほうが無難なのです。

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