2023年8月20日、糸状菌栽培の培養土を作る

8月20日、糸状菌栽培の培養土を作る

晴れ

気温は27度C~34度Cです。

今まで栽培してきたやり方を見直して、次にやる方法を考えます。

糸状菌

自然栽培の簡単な図解

野原で草が、理想的に育っていくのを考えました。上側に高炭素率の高い枯れ木や葉っぱが積もって、月日が経つと糸状菌が活動すると思うのです。

降り積もった炭素の食物繊維が、糸状菌のエサになります。柔らかい繊維から食べて、硬い繊維は時間をかけて食べます。食べると、糖が作られます。糖が作られると、糖が好きな土壌菌が集まってきます。窒素固定細菌も集まってきます。豊かな土壌菌群ができてきます。

土の中に菌根菌の胞子があると、植物の根に入り込みます。菌根菌が付くと、上層部で作られる栄養素を取り入れたり、水を求めて長く菌糸を伸ばしたりして、植物の成長を助けます。

土嚢袋でやる場合

土嚢袋

土嚢袋を用意

土嚢袋か、杉板で作った箱でやりやいと考えています。

土嚢袋

土を入れました

菌根菌の胞子が入っている土を入れます。広葉樹林の山土とか、野原の土なんか理想的です。

高炭素資材

草

ガサガサにしたイネ科の草

この写真は、ガサガサのイネ科の草です。炭素率が高いです。稲わらが50~60です。それに近いかと思います。

落ち葉と草

落ち葉と草

左側が双葉の草です。右は落ち葉を刻みました。落ち葉の炭素率は50です。草はガサガサに乾かしてから使います。刈り草の炭素率は20です。

土と混ぜる

卵の殻

草を土と混ぜる

イネ科の草、双葉の草を土と混ぜます。草と土の量は半々くらいにします。コーヒーのカスや、砕いた卵の殻も混ぜます。

おから

大さじ1のおから

分解を促すために、大さじ1のおからを混ぜます。糠でもいいと思います。米ぬかの炭素率は18~23です。おからは、もう少し低そうです。

炭素循環の栽培では、高炭素資材以外は、使ってはダメだと思っていました。植物の生理、土壌菌の生育の在り方を考えると、そんなことは無いと思うようになりました。

袋に詰める

土

先に土を詰めておいた袋の上側に詰めます

イネ科の草、双葉の草を土と混ぜたものを、土を詰めておいた袋の上側に詰めます。

落ち葉

一番上に落ち葉を乗せます

できれば、糸状菌の付いた落ち葉を乗せます。落ち葉の中に、鉄くぎを1~2本入れておきます。水を掛けると鉄タンニンができます。

落ち葉には、タンニンがあります。腐食して染み出し、鉄と反応すると鉄タンニンができます。鉄タンニンの水が、植物の根にかかると、菌根菌が活発になり、植物が元気に育ちます。

養生します

寝かせる

養生します

黒い袋を掛けて、1.5ヶ月から2か月寝かせます。苗を作っておいて、植えると失敗なく育つと思われます。

糸状菌によって、炭素率の低い草から分解されます。高炭素のイネ科の草や落ち葉の分解は、2年くらいかかる部分も出てきます。炭素循環の栽培では、徐々に分解されるのも大事です。糸状菌には、分解されにくい固いものは、長い年月の間のエサになります。一度仕込んだ土に、糸状菌が住み着き、徐々に分解されるエサのおかげで、培養土が長く使えます。

糸状菌が繁殖し、糖を作り続けることによって、他の微生物のエサになり、微生物たちもいろんな種類で豊かに増えます。

植えます

トマト

植え付け

植穴を掘って、完熟堆肥か黒土で苗を埋めます。始めの1回は、液肥で水やりしてもいいです。季節によっては、株元を黒マルチするのもいいです。

栽培した数々

水耕栽培は得意になりました。庭で袋栽培を始めました。庭の陽当たりのいい場所に、大きなイチゴポットのようなガーデンタワーがあります。

レタス

2月の作物

写真は、土嚢袋で作っているレタスです。男爵薯、エンドウ豆、イチゴ、セリ他

ブロッコリー

3月の作物

写真は、水耕栽培で作っているブロッコリーです。男爵薯、ピーマン、水菜、人参他

男爵薯

4月の作物

写真は、土嚢袋で作っている男爵薯です。陸わかめ、パセリ、セリ、金時草他

ズッキーニ

5月の作物

写真は、土嚢袋で作っているズッキーニです。茄子、胡瓜、セリ、水菜他

サツマイモ

6月の作物

写真は、サツマイモの苗作りをしました。トマト、胡瓜、つるなしインゲン、ズッキーニ他

ズッキーニ

7月の作物

写真は、土嚢袋で作っている胡瓜です。茄子、胡瓜、ピーマン、オクラ他

茄子

8月の作物

茄子、胡瓜、ピーマン、オクラ、空心菜、トマト他

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